『幸せになるための恋の手紙』

幸せになるための恋の手紙 幸せになるための恋の手紙 アン・ハサウェイ、クリストファー・ゴーラム 他 (2007/08/03) トランスフォーマー この商品の詳細を見る ジョン（クリストファー･ゴーラム）は、アメリカの文化を伝えてほしいという要望に応えて、最愛の恋人ジーン（アン･ハサウェイ）を残し、 たったひとりで遙かトンガの孤島に旅立った。言葉も通じない島で、ジョンの心の支えは、ジーンから届く手紙。“幸せになるため”に 綴られたメッセージと、ふたりで誓った約束を胸に、ジョンはゆっくりと、島の人々と心を通わせていく。一方、アメリカに残ったジーンにも、 ある変化が訪れようとしていた。ある日、いつもと同じようにペンを取った彼女は、ジョンに伝えなければならない、 “大切なこと”を書き始めるのだった・・・ 「シンドラーのリスト」のプロデューサー×「プラダを着た悪魔」のアン・ハサウェイ！最高のスタッフ＆キャストで贈る、 冒険と感動のロマンティック・ヒューマン・ドラマ。遙かトンガの孤島に一人で旅立ったアメリカ人青年の、愛と冒険に満ちた実話を、　 「シンドラーのリスト」でアカデミー賞を獲得した超一流プロデューサーが映画化。「プラダを着た悪魔」で大ブレイクを果たしたアン・ハサウェイが、 恋人役を熱演する。全米配給を手掛けたのはあのディズニー社。ディズニーも認めた高いクオリティは、誰の目にも一目瞭然！ラブ・ロマンスあり、 冒険あり、そして感動あり！最高のスタッフ、最高のキャストが集結し、圧倒的な面白さが実現する。 ジョン（クリストファー・ゴーラム）はアメリカ人。キリスト教の布教活動の為にトンガに２年半の間、宣教に向かうのでした・・・。 恋人のジーン（アン・ハサウェイ）をアメリカに残して。 この話は実話という（ジョン・Ｈ・グローバーグ氏の自伝にもとづいた、宗教宣伝映画）ことなのですが、全米公開はあったそうですが、 どうも日本公開は無かったようなんですが、今回DVDがレンタルされたので、鑑賞してみました。 アン・ハサウェイの汚れのない微笑みに惹かれて鑑賞したのですが、 案外出番が少なかったです。どちらかというと、ほとんどジョン役の クリストファー・ゴーラムの出ずっぱり状態・・・。 トンガ行きに家族は快く出してはくれたものの、迎えに来るはずの人物が来てくれなかったりと、難航しましたが何とか目的地『トンガ』に到着。この映画、日本公開が無かった理由は多分、日本が仏教国である為だったからではないのかしら。何故なら、この物語はジョンのキリスト教伝道のサクセスストーリーだからです・・。でも、アン・ハサウェイが『プラダを着た悪魔』などで日本での知名度が上がったので dvdだけでも発売してみよう！という話になったのかもしれないですね。 トンガ共和国・・・。今温暖化の影響で海面が上昇している影響をモロに受けている注目されている国ですが、ここの住民は今後『ニュージーランド』に移住しなければならなくなるのでしょうけど、故郷を離れるのは辛いでしょうね・・。ジョンもこの島に到着した直後は、言葉も通じなくて、布教どころでは無かったのですが、彼はくじけず１人黙々と まずは言語の勉強に励みなんと４日で言葉を習得してしまうんです。 その後も子供が木から落ちて、心配停止状態の所へ父親が『あんたなら、助けられるはずだ！』と言って子供の治療を頼まれてしまったので、さあ、大変！しかし懸命に子供の体をさすり、食べたもの（喉に詰まらせたもの）を吐き出させた所、子供は奇跡的に命を取り留めたんです。その話が広がって彼はようやく村人と話が出来るようになります。 所で、ジーンとの手紙のやり取りという本来の題名と、この話の内容に ギャップをすごく感じたんですが、２年半もの間、ジーンはもう１人の お付き合いしていた男性が求婚して来たのだけれど、断った話だとか、 ジョンは、こちらの任務が終えるまで待っていてくれたら、結婚しようだとかという話で、お互いの気持ちを確認しあう『ラブレター』話なですが、それはそれで別格に考えていれば良いのですが、このストーリーにわざわざ『手紙』を強調するような題名は要らないのではないのかなぁなんて、思ってしまいました。 それよりも、ジョンと『トンガ』の人々の交流の方がずっと強調出来る 内容で、次第にジョンの誠実で懸命な姿に心を許し、助けを求めるようになる姿の方が、ずっと印象的で、それが全てだったように思います。 嵐の海のCGの凄さには、息を呑みましたし、今でもそうなのかは知れませんが、裸足で寝ていると、ねずみに足をかじられ、ジョンが椅子に座らされて足の裏を天日干しされたり、破傷風で体をガタガタ震わせて 亡くなる青年の姿も、痛々しかったです。 単なる手紙のやり取りや、布教活動という宗教的な要素は 今回一切排除して、彼らの心温まる交流だけに焦点をあてて、鑑賞してみると、心がホットになる作品だと思いました。

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